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守谷久保ヶ丘校 読書感想文の書き方

こんにちは。

いつも当ブログを読んで頂き誠にありがとうございます!(^^)!

守谷久保ヶ丘校室長の赤根です。

夏休みも一週間が過ぎましたので、後回しにしたくない読書感想文の書き方を紹介します。

なぜ、小中学生は読書感想文が書けないのか?

私自身も、中学生の時は読書感想文を書くのが得意ではありませんでした。当時はなぜ自分が書けないのかよくわかっていませんでした。読書感想文で毎回優秀賞を取っている人は、才能がある人だと思っていました。
しかし、自分が教える立場になってみると、読書感想文を書ける子と書けない子の違いというのは、才能があるかどうかではなく、正しい書き方を知っているかどうかだという事がわかったのです。

あなたも正しい手順で書いていけば、確実に読書感想文が得意になると思います。さらに、しっかり作りこんでいけば、入賞することも可能です。まずは、この記事にまとめた流れで、読書感想文を書いてみましょう。
今まで書けなかったのは、あなたの能力が無いというわけではないので、大丈夫です。

自分の体験談がいれやすい本を選ぼう

読書感想文は2つのパターンがあります。与えられている本を読んで書く「課題図書」と、自分で好きな本を選んで書く「自由図書」の2つです。

 課題図書の場合は、5から30冊ほど、先生から本のリストが配られます。それを元に、本を選んで書いていく流れになります。
 自由図書の場合は、自分の好きな本を選んで書いていく流れになります。どちらのパターンでも同じなのですが、読書感想文では、「自分の体験談を入れやすい本を選ぶこと」がポイントです。

なぜなら、自分の体験談を入れることができないと、完成させるのに非常に時間がかかるからです。
例えば、あなた自身がバスケットボールをしているとしたら、バスケに関する本を選べば自分の体験談を入れることができますよね。
 このように、自分の生活と関連がある内容が含まれている本や、自分の興味がある内容が含まれている本を選ぶと、スムーズに書いていくことができます。

印象に残った一言と心に残った場面を見つけよう

読書感想文をスムーズに書くコツは、「体験談を入れること」です。しかし、あくまでも読書感想文は、その本を読んで感想をまとめるものです。
全て自分の体験談でまとめてしまうと、ただの作文になってしまいます。
そこで、読書感想文では、本の内容や本の中に書いてあったフレーズなどを入れるようにしましょう。
これが、読書感想文で高得点を取るコツです。では、どんな内容やフレーズを入れればよいのか?おすすめは、次の2つです。

ポイント1 印象に残った一言

あるフレーズが心に刺さったら、その部分に線を引いたり、付箋を貼ったり、ノートにメモを取ったりしておきましょう。そして、読書感想文の書いていくときに、そのフレーズを入れるようにしましょう。

ポイント2 心に残った場面

「このページから、このページまでが印象に残った」という場面があれば、メモを取っておきましょう
後で読書感想文を書くときに、その場面を要約して文章に入れる形になるからです。メモを取っていない状態で、思い出しながら場面を書いてくのは大変です。
あらかじめメモを取っておいて、作文を書く前に見直しながら、書いていくと楽にまとめられます。
「印象に残った一言」「心に残った場面」の2つをメモしておくだけで、高得点が取れる読書感想文をスムーズに書くことができます。

最初に、印象に残った一言を書いてから書き出すがコツ

読書感想文を書くための準備ができたら、いよいよ執筆作業に入ります。では、どのように書いていくと、スムーズに進めることができるのでしょうか?
実は、読書感想文の書き方と言っても、いろいろな流れがあります
例えば、3部構成で書いていく方法、起承転結の4幕構成で書く方法などが有名です。ただ今回は、一番簡単に書けて、なおかつ高得点が狙いやすい読書感想文の書き方について解説します。

最初に、印象に残った一言を書きます(これがポイントです)

例えば「赤ずきん」を例に紹介します。

”いちばん”を語る

ぼくが「赤ずきん」で一番怖かったのは、オオカミが主人公の赤ずきんをだまして、いつ食べようかとねらっている場面です。

あらすじ

「赤ずきん」は、森の一軒家に住む病気のおばあさんのところへ、赤ずきんが一人でお見舞いに行く物語です。森のオオカミは、おばあさんの家で赤ずきんを待ちぶせします。

自分の話

ぼくは今度、初めて一人でおばあちゃん家に行きます。オオカミには会いたくないけれど、子ダヌキにならあいたいな。どんな出会いがあるか、ワクワクしています。

「この物語を読んで楽しかった」だけだと、薄い感想文になってしまいますが、自分の体験談を入れることで、「こういったことがあって、こういう風に感じたんだ」と深い感想を書くことができます

概要と体験談を混ぜて書いていく。これが、読書感想文で高得点を取るポイントです。

おすすめの終わり方は「この本から学んだこと」

最初は、印象に残ったフレーズを入れる。次に概要や体験談を書く。ここまで来たら、最後は仕上げです。

最後は、「この本から学んだこと」を書きましょう